まとめ
- 本記事は #CloudGarage Advent Calendar 2018 Day14 の記事です。
- #CloudGarage Advent Calendar 2018 についてはこちらをご確認ください。
先に書くと、CloudGarage開発者支援プログラム(Dev Assist Program)を、何も有効に使えなかった
ごめんね???? > CloudGarageさん
どうしてか!?
CloudGarage開発者支援プログラム(Dev Assist Program) は、以下のものが 1年間無償 で提供される。
- メモリ:1GB / CPU:1コア / SSD:50GB インスタンス
- ↑を3個(3インスタンス)使える
いまは、比較できるプランが無いけど、3000円ちょっと*12ヶ月=36,000円ぐらいが無料で使えるという凄い支援プログラム。
自分も、大好き WordPress だと、この構成だと Web*2+DB になると思うんだけど、Wordpress + CentOSを最適化(~~魔改造~~)された KUSANAGI は、この構成を容易に構築できない。 Dockerイメージが公開されているから RancherOS を入れてゴリゴリやれば出来そうだけど、やっぱり面倒。
DAPを提供している側の思いとして、以下のことが書かれているが…
最新技術の検証環境
Rancher、Docker、データ解析など学校での研究活動
技術コミュニティのサイト運営
スペック的に、3個に分割されている部分が意外に使いずらい。
あと、この環境に超最適化されたモノを構築したとして、DAPの提供内容にあるこの部分が凄く気になる。
当社指定のプランを1年間 無償で提供
これ、1年以降はどうなるの!? 再申請ができるのは判っているが、再申請で落ちたら、どこかのサービスに再構築するの!? しっかり、CloudGarage を契約すればいいんだけど、DAPと同じ構成にするなら、C6 (税込 4,406円)が必要で、結構高い金額になる。むむむ…
結論として、お遊びでしか使えない!? >DAP
以下、CloudGarage について思うこと
インスタンスを分割出来る事が判りにくい!?
そもそも、みんなインスタンス数の意味が理解できるのか!?
個人的に CloudGarage が宣伝が下手だなーと思うのは、インスタンス数を前面に出していない点。
一見すると、現行プランC6 (税込 4,406円)は
- CPU: 3コア
- メモリ: 6GB
- ディスク: 200GB
なクラウドサービスだと思われるが、このリソースを3つに好きなように分割できる。
この好きなように〜が本当に便利なんだが。
たとえば、「みんな大好き WordPress」 でブログを立てる場合、HTTPDサーバは、ほとんどCPUもメモリも使わない。でも、画像など保存するとディスク容量は大きく欲しい。だから、以下のサーバで十分だ。(フロントエンド)
- CPU: 1コア
- メモリ: 2GB
- ディスク: 150GB
MySQL/MariaDBを動かす(バックエンド)は、CPUパワーもメモリも欲しいのでこんな感じに。
- CPU: 2コア
- メモリ: 4GB
- ディスク: 50GB
でも、この構成では 1台分の作成する権利を有効活用していない。(使い切らないルールではないが)
では、折角なのでフロントエンドを冗長構成にすると
- CPU: 1コア
- メモリ: 1GB
- ディスク: 30GB
を2台用意し、MySQL/MariaDBを動かす(バックエンド)は、CPUパワーもメモリも欲しいのでこんな感じに。
- CPU: 2コア
- メモリ: 4GB
- ディスク: 140GB
ただ、フロントエンドを冗長構成にすると、画像ファイルの扱いが面倒なので S3互換の Minio を、バックエンド側で動かし、Wordpress の Amazon Web Service pluginとWP Offload S3 で連携すればいけるとおもう。
CloudGarageは、ロードバランサー もプラス料金無しで使えるので、プチリッチな WordPress 環境が構築出来るという訳だ。
こんなの AWS で実現しようとしたら、税込 4,406円では絶対に無理だろう。
ただー
普通にクラウドでサーバを利用したいときに、機能毎にサーバ(インスタンス)を切り分けたい! という人がどこまでいるのやら!?
いまだにAPIが提供されていない…(は、提供されました!)
DAPを利用する場合、自分はサーバを作っては壊し〜を何度もやっていた。APIが利用できれば、CLIでサーバの構築が出来て、ラクなのだが…
サービスインから1年ちょっと経つけど、まだ提供されないね。
インスタンスが複数持てる点なの考えると、1コア/1GB/20GBぐらいの壊せるリソースだけ取っておいて、作っては壊しで、Trial and Error (試行錯誤)が APIで出来たら凄く面白いと思うんだけど…
と、2018/12/01時点で書いたのですが、ユーザーからのアツい要望が届いたのか、2018/12/6より、CloudGarageのPublic APIの提供を開始されましたー!
本日、2018年12月6日よりCloudGarageのPublic APIの提供を開始いたします。
この度、サービスをご利用いただいている多くのお客様からのご要望を受け、CloudGarageのPublic APIの提供を開始いたします。
Public APIはコントロールパネルを経由せずにCloudGarageの一部機能を実行可能にするためのインターフェイスです。今回リリースするAPIにより、以下の操作等が可能となります。
・契約情報の取得
・トークン発行
・イメージ一覧取得
・インスタンス操作(起動・停止・再起動 etc…)
・SSH Key情報詳細取得ご利用方法については以下をご参照ください。
- APIリファレンス: CloudGarage API
- サポートサイト: CloudGarage Support
今後とも、CloudGarageを何卒ご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
Public API のご利用方法について を読むと、
- API Key を発行する
- Token の発行を行う
- Public API を実行する
といった感じで、普通のREST APIっぽいから、macOSからBASHスクリプトでcurlを使い、インスタンスを作ってや、壊してが容易に出来そう。
やっと、CloudGarageが本気を出してきた感じかな〜